不動産知識が全く無かった私が宅建士の試験に合格したお話をします。
不動産業者にお勤めの方も、学生でとりあえず資格を取得しようかと考えている方も
ご参考にしていただければと思います。
目次
私が持っている資格一覧
・宅地建物取引士
・AFP
・FP(ファイナンシャルプランナー)2級
・FP3級
・漢字検定2級
・生命保険募集人
・損害保険募集人
・食品衛生責任者
・アスリートフードマイスター3級
・整理収納アドバイザー3級
・JBA公認D級コーチ ※バスケットの指導ライセンス
・普通自動車免許
個人的主観で資格難易度を☆で表してみました
完全に私の主観ですが、各資格の難易度を☆で表してみました。
この難易度は、当日の試験の難易度に加えて、私が時間を費やして
苦労した分も合わせて総合的に考えた難易度を☆で付けています。
・宅地建物取引士 ★★★★★
・AFP ★★☆☆☆
・FP(ファイナンシャルプランナー)2級 ★★★★☆
・FP3級 ★★☆☆☆
・漢字検定2級 ★★★☆☆
・生命保険募集人 ★☆☆☆☆
・損害保険募集人 ★☆☆☆☆
・食品衛生責任者 ★☆☆☆☆
・アスリートフードマイスター3級 ★☆☆☆☆
・整理収納アドバイザー3級 ★☆☆☆☆
・JBA公認D級コーチ ※バスケットの指導ライセンス ★☆☆☆☆
・普通自動車免許 ★★★☆☆
自動車免許を★★★☆☆にして、そこを基準に他を考えてみました。
自動車免許の学科は、時間をかけて勉強すれば誰でも受かるレベルで
試験内容的には難しくはないけれど、時間がかかるという点で★が3つです。
この自動車免許を基準に考えて、★☆☆☆☆の資格は
基本的に、試験というより受講するだけ!という内容で全く難しくない資格です。
個人的には宅建士とFP2級の試験問題レベルは同じ位かなと思いますが
FPは私が興味を持っていて受けた試験なので宅建士試験と比べて勉強意欲が全然違います。
興味を持っている分、FPの内容は頭に入ってきましたが
宅建士は全然興味がなかったので、全然頭に入ってきませんでした。
私が勉強した中で宅建士が1番やっかいな試験でしたので★★★★★になっています。
なぜ宅建士試験を受けようと思ったか
前職はプロスポーツチームの広報をしていました。
とてもやりがいがある仕事でしたが、土日が試合の為、週末は仕事。
平日も試合の準備があったためプライベートの時間はほぼ0(ゼロ)。
友達とも遊びに行ける時間はなく、「これでは婚期を逃す!」と思い、今の会社に転職をしました。
今の会社は不動産屋さんです。
不動産屋というと土日も出勤しているイメージがありますがこの会社は土日がお休みでした。
自宅から車通勤も出来るという事もあり、この会社に入社しましたが
この時は不動産の知識は全くありませんでした。
今となっては、売買契約書や重要事項説明書の作成、物件調査等、不動産業者っぽい事をしていますが
入社した当初は、仕事内容は電話の取次ぎや役所に書類を届けるだけの事務作業のみ。
不動産の業務に全く興味がありませんでしたが、
社長から、「宅建を取得したら宅建手当てがでるよ」と聞いて
となりました。
お給料が上がるなら、頑張らないと!と。笑
「お給料UPの為!」これが私の宅建士試験を受ける理由です。
勉強期間
宅建士の試験は毎年10月の第3週目の日曜日に実施されています。
私が宅建試験を受けようと思ったのは10月初旬でしたので、
その年の宅建士試験の申込は既に終了していました。
私は来年の試験に向けて勉強を開始することになり、その時にはまだ1年以上も勉強時間がありました。
勉強開始が9月でしたが、12月位に試用期間が終わる頃に
再度転職を考えてしまって、そこで勉強はストップ・・・・
結局そのまま会社は続けることになりましたが、宅建士試験のことは頭から抜けてしまい勉強はしていませんでした。
しかし、ある時に上司から「宅建の勉強はしているか~?」と言われ
そこからまた勉強を開始することになりましたが、この時にはもう4月中旬・・・
約4ヶ月間は全く勉強していませんでしたので、せっかく勉強していた内容もすっかり抜けていました。
そこから勉強を始めたので、私の勉強期間は6ヶ月+(2ヶ月:テキストをパラパラ読む程度)です。
私が勉強に使ったテキスト
勉強を始める前にテキストはどれがいいかネットで調べたり、
本屋さんに行ってパラパラ見てこれにしました。
『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』です。
本の中は著作権の問題でお見せできないので、実際に本屋さん等で見てみてください。
イラストが書かれていたり、色付きになっていたりするので
宅建業務に無知で、内容に全く興味がなくても、勉強意欲が沸くテキストです。
なんと言ってもイラストが書かれているので、
文字だけで書かれているよりも分かりやすいと思います。
そして、もう一つがコレ!
『みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集』
宅建試験の勉強についてネットで色々調べている方はわかっていると思いますが
試験の問題は、過去問をマスターすれば合格する可能性が高いです。
私は上記のテキストと問題集の2冊で勉強しました。
勉強方法
私が勉強を始めてから試験まで3パターンの勉強方法をしました。
テキストを読み込む
全く不動産の知識がなかったので、過去問は全くわかりません。
まずは、テキストを2回読みました。
1回じゃなくて、2回です。
1回目で理解できない項目があっても、とりあえず1回目読み終わらせます。
1回目を全部読み終えて2回目読むと、1回目に理解できなかった項目もわかるようになっていたりします。
過去問を10年分を10回まわす
ビックリしますよね・・・笑
過去問10年分を10回もやるの??ってなりますよね。
絶対合格したいなら、やるべき!と思って私はやりました。
中途半場な勉強をして不合格だと、また1年間勉強しないといけないので
それは絶対嫌だったので、必死で勉強をしました。
ただ、これはものすごーく時間がかかります。
しかも、最初の方は内容を理解していなかったので50点中10点も取れなかったですし、
間違えばっかりなので答えを見て理解する時間がたくさんあり
心が折れそうになりますが、私の場合は10年分を3回まわしたところで
理解が出来たといいますか、答えを覚えたといいますか、正答が多くなってきました。
こうなると、過去問もスラスラ解けるようになってきます。
5~10回目を回してくると、答えを覚えてきますが
それでも何度も間違えてしまう問題はテキストを見てしっかり理解するようにしました。
ネットで直近の宅建業法改正をチェック!
過去問を10年間を10回まわしましたが、10年も前の過去問だと
宅建業法が改正されている項目があるので
直近の宅建業法改正したところがは早めの段階からチェックが必要です。
後回しにしておくと、古い内容で覚えてしまうので・・・
しかも改正された内容は試験に出やすいそうなので、早めに覚えてしまいましょう。
TACの直前講習4日間に参加
ここまではテキストと問題集、ネットで改正法を勉強するという勉強を独学でしてきましたが
TACの直前講習4日間で1万円があると耳にして、参加してみました。
感想は「参加して良かった!」です。
もう覚えてる問題は更に復習になりましたが、初めて聞く内容もありました。
講習で学んだことが実際に試験に出てきましたので、参加して良かったです。
当日の試験・合格点数
当日の試験は、そこまで緊張もなく臨めました。
なぜかというと、過去問10年間を10回まわしたという事で、すごく自信があったからです。
試験当日の夜に速報が出て、答え合わせをしましたが、合格を確信しました。
合否が送られてきました。
合格でした。
平均と言われている35~37点よりも高い、44点でした。
試験勉強をして思ったこと・振り返り
今回は私が宅建士試験に合格した話をしました。
勉強を始まる前は、不動産に全く興味がなく全然頭に入ってきませんでしたが
それでもテキストを2回読み、過去問を10年間10回、直前講習を受けたら
「絶対合格できる!」という自信が付くほど内容を理解することができました。
更に、不動産業の内容にすごく興味を持つようになり、今は仕事も楽しく取り組めています。
そして、勉強するきっかけにもなった「宅建手当」もいただいています。
宅建試験の合格率は低いと言われていますが、
やれば絶対合格できる試験だと思いますので、今すぐにでも勉強を始めてください。
過去問10年間を10回まわすのは相当な時間を要します。
甘く見てると終わりません。
試験前3カ月は朝早く起きて、仕事から帰ってきて夜中まで勉強をして、やっと終わった感じでした。
試験までまだ時間があるから・・・と思っていると、あっという間に試験日近くなってしまいます。
大変かと思いますが、1回で合格できるように頑張りましょう。