不妊治療

【不妊治療ブログ】「潜在性高プロラクチン血症」と判定されました

不妊治療をしている31歳のOLです!

今回で不妊治療のブログ9回目となりますが、今回のブログは「「潜在性高プロラクチン血症」と判定されました」についてです。

私が「潜在性高プロラクチン血症」だとなぜ分かったかと言うと、「負荷テスト」という採血をして分かりました。

 

この病名は初めて聞いたので、「何だそりゃ?」って感じでした。

この高プロラクチン血症はどんな症状なのか、治療はどうすればいいのか?を説明したいと思います。

そら
そら
妊活中の方、これから不妊治療を考えている方、どうぞご覧ください!

まずは負荷テストについてお話しますね!

負荷テストとは

負荷テストとは、生理2〜4日目に採血をします。

私が初めて不妊治療専門クリニックに行った時、生理4日目だったので、この負荷テストが出来るとのことだったので、その場で採血をお願いしました。

まず採血し、その後、刺激ホルモン剤を注射して、30分経過した後に再度採血をするという流れです。

採血前と刺激ホルモン剤投与後の採血でホルモンの状態がどのように変化するかの状態を見るテストでした。

ホルモン検査については1つ前のブログで書いてるので、ぜひご覧ください!

【不妊治療ブログ】私のホルモン検査の結果が出ました 不妊治療をしている31歳のOLです! 今回で不妊治療のブログ8回目となりますが、今回のブログは「私のホルモン検査の結果」についてです。...

採血自体は普段の注射と変わらないので、我慢出来る痛みでしたが、刺激ホルモン剤の投与が・・・痛かったです・・・泣

刺激ホルモン剤をどこから投与するかと言うと、「お腹」でした。

このお腹への注射がめっちゃ痛い!!!!!

お腹に注射なんで生まれて初めてでしたが、二度と経験したくないと思いました・・・

 

負荷テストの結果が「潜在性高プロラクチン血症」

負荷テストの結果がこちらです。

上の写真の赤枠が負荷テストに結果です。

プロラクチンと書いてある1つ下に「前」と書いてありますが、これが刺激ホルモン剤投与前で、その下の「30分」が刺激ホルモン剤投与後の結果です。

 

「前」は8.28という数値になっていますが、こちらは「15」より下の数値だったらOKとのことで、問題なし!

ちなみに、「前」で数値が100とかになってしまっている場合は、脳に異常があったり等、身体に異常があるそうなので、かなり危険だそうです。

 

ところが、「30分」のところ・・・204.93という数値

ここが問題あり!なのです。

妊娠を望む人は150以下という数値が望ましいところ、私はその数値

が50オーバーで200以上の数値・・・

この状態を「潜在性高プロラクチン血症」と言います。

 

まずは、プロラクチンの説明をしますね!

プロラクチンとは

プロラクチンとは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、乳汁分泌ホルモンともいい、文字通り授乳中に盛んに分泌されますが、授乳中ではなくても少量ずつ分泌されています。

プロラクチンの分泌量がある程度以上高くなった状態と高プロラクチン血症ともいい、おっぱいが出てくる(乳汁漏)ようになったりします。

私はこの症状は出ていないですが、上記の自覚症状がなくても下記の妊娠にとって好ましくない状態が起こりうるそうです。

①排卵が起こりにくくなる(排卵障害)

②排卵して受精しても、受精卵が子宮にくっつきにくくなる(着床障害)

③着床しても流産しやすくなる

 

ちなみに、問題視となるプロラクチンの値は産婦人科領域(特に不妊症や不育症を考える場合)の基準は他の科の基準とは違うそうです!

 

潜在性高プロラクチン血症とは

私が診断されたのは、「潜在性高プロラクチン血症」です。

普通の「高プロラクチン血症」とどう違うのかと言うと、プロラクチンの分泌量が昼間より夜間に高くなります。

昼間の検査値が正常でも夜間に異常に高くなる場合があり、この

ような状態を「潜在性高プロラクチン血症」と言います。

潜在性高プロラクチン血症の診断にはホルモン負荷試験(先程お話した「負荷テスト」)を行います。

潜在性高プロラクチン血症の場合も高プロラクチン血症と同様に排卵障害・着床障害・流産の原因になります。

 

高プロラクチン血症の治療

プロラクチンの値が非常に高い場合が下垂体腫瘍(脳腫瘍)が疑われ、場合によっては手術が必要になることもありますが、ほとんどの場合は機能的な(下垂体の働きだけが強くなっている)もので腫瘍は存在しないので薬による治療を行います。

高プロラクチン血症と診断された方はプロラクチンを低下させる薬(パーロデル、カバーサルなど)を継続して服用します。

 

 

おわりに

今回は、負荷テストの採血で「潜在性高プロラクチン血症」と判定された内容についてお話しました。

私は処方された内服薬を服用して治療を行なっています。

この内服薬については次回のブログでお話しますが、副作用があり初めはかなり辛かったです・・・

 

不妊治療を始めなければ、自分が「潜在性高プロラクチン血症」だと気づく事が出来なかったですし、治療をしなければ、排卵障害・着床障害・流産の可能性を持ったまま妊活をし続けていたと思います。

検査をして悪い結果が出てしまうのは怖いですが、原因が分かればそこを治療して解決していく事ができるので、不妊に悩まれている方は不妊治療に踏み切ってみるのもいいかもしれません。